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モーヲタは、常識者か非常識者か。

1 :名無し:02/03/14 13:24 ID:2YC2imnH
モーヲタは常識があるようには見えないんだけど、実際の所どうよ?




2 :名無し募集中。。。:02/03/14 13:26 ID:y0bzaY7J
それでは問題です。まずは簡単なのから。
世界で一番大きな湖は?

3 : :02/03/14 13:26 ID:kQjIqgX/
死者の集まり

4 : :02/03/14 13:27 ID:BLSJhbBO
田中眞紀子

5 :マジレス:02/03/14 13:28 ID:Q40Vdnhy
常識人モーヲタばかりです。
非常識モーヲタなのはコンサで特攻服などなどをきてたりコンサのマナーがなっていないウザイ奴。

6 :( ´D`)ノ ◆2ji/YAl. :02/03/14 13:29 ID:0RvucFPU
はいはい、非常識じゃないとモーヲタになれないよ、これでいいのかな。

−−−−−−−−−−−終了−−−−−−−−−−−−−−

7 : :02/03/14 13:29 ID:Q40Vdnhy
>>6
非常識モヲタハケーン

8 :かおりん祭り ◆IidAAeuI :02/03/14 13:33 ID:/2KvEFaB
☆〜(^▽^  新すれおめでとーございまーす   ^▽^)〜☆

        

9 : :02/03/14 13:47 ID:pdHhNFqD
lヽ
l 」∋oノハヽo∈
‖ ( ´D` ) < 面積ならカスピ374,000km2
 ⊂   つ     深さならバイカル1,741mなのれす。
  人  Y
  し(_)

10 :名無し:02/03/14 14:46 ID:2YC2imnH
age

11 :プリンス羊:02/03/14 14:50 ID:R1nBooxr
スタンド使いになりたいです。

12 :名無し募集中。。。:02/03/14 14:51 ID:spdpc4aJ
>>2
琵琶湖

13 :名無し募集中。。。:02/03/14 15:12 ID:A3u5PRND
誰でも名前は知っているアイドルにハマっている時点で平凡な
常識人。常識の枠からはみ出してしまうと以下のようなサイト
に入り浸るようになる。

「制服向上委員会オフィシャルウェッブサイト」
http://www.ski-official.com/
※まだ普通に活動続けているんだね。

14 : :02/03/14 15:14 ID:Y8ljaJJ2
>>2
NGワードはマンコだろ

15 : :02/03/14 15:16 ID:XT3LIYOo
>>13
ここは一体・・・!?

16 :誤字か?:02/03/14 15:37 ID:Q/MekCkT
>>1君は
常識→ジョウシキ
じゃなくて
常職→ジョウショク
と書きたかったんじゃないの?

17 :各舞レ墓焦仲、、、 :02/03/14 15:41 ID:XT3LIYOo
>>16
1ハケーン

18 :16:02/03/14 15:52 ID:Q/MekCkT
>>17
ちげーよ(w
良心的に見過ぎたかもな
やっぱただの煽り系糞スレか・・

19 : :02/03/14 16:27 ID:jIX6nwiF
>>13
制服向上委員会って?
何のグループで何をしたいんだ!

20 :_:02/03/14 16:28 ID:Q6U2a8il
マターリとローカルな話題でもいかがだべか?
東北地方の掲示板「みちのく掲示板」
http://mitinoku.jp/

モーニング娘。
http://mitinoku.jp/musume/
芸能・アイドル
http://mitinoku.jp/idol/

21 :名無し募集中。。。:02/03/14 23:31 ID:Bcyc7e1h
>>15>>19

「プロフィール」より

92年、“清く正しく美しく”をモットーに、「学校制服の向上」、「唱歌の
再発見」、「マスゲームの楽しさ」等の提唱をテーマにグループ結成。毎月
開催する“制服の日”コンサートでは、制服ファッションショーやミュージ
カル公演のプロデュース、CDリリースキャンペーン、イベント出演を行って
いる。また、97年から独自に“SKi基金”を設立し、ボランティア活動を積
極的に取り組むなど、まさに“行動するアイドル”として活躍している。

※詳しくは金井覚『アイドル・バビロン』を参照のこと。←おもろい




22 :名無し:02/03/16 14:36 ID:7bt63RMD
age

23 :ゆうた:02/03/17 05:35 ID:6liRH++S
2に誰も答えて上げないから、僕が答えてあげよう。
カスピ湖じゃなかったかな?

24 :名無し募集中。。。:02/03/17 05:36 ID:SGDJ6GAx
  わけ     わか    らん    わけ     れも     ない♪
 ノハヽヽ   ノハヽヽ  ノハヽヽ  ノハヽヽ   ノハヽヽ   ノハヽヽ
 ( ´D`)  ( ´D`)  ( ´D`)  (  ´D)   (D`  )   ( ´D` )
 ⊂ ⊂)  (U  つ  ⊂(__) つ   (   つ   ⊂   )    (∪∪)
  (__(___)  (___)__)    彡 (__)     (___)__)   (__(___)  ⊂ ̄(__) (__) ̄⊃
                                     ⊂____⊃


25 :名無し募集中。。。 :02/03/17 05:52 ID:JBaKeqCt
>>23
カスピ海

26 :名無し募集中。。。:02/03/17 08:44 ID:vPBxnWkJ

非常識じゃねえよどけよ娘が見れねえだろ。カゴチャンハァハァ
          ∨
        ((((ノノノ            _ _    ノノハヽ .'  
        (´д`#)_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (>>1 )・:∴∵ 
         ヽ-'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /  ,,-―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ\\            .  |  /  ノ |
        /    /   \\             , ー'  /´ヾ_ノ
       レ  ノ     ヽ_つ         / ,  ノ
      /  /                ./ / /
      /  /|               / / ,'
      ( ( 、             /  /|  |
      |  |、 \           !、_/ /   〉
    .  | / \ ⌒l             |_/
      | |   ) /ミ
     ノ  )   し'
    (_/             -==≡≡≡===-



27 :名無し募集中。。。:02/03/23 02:02 ID:exI6R+0E
てst

28 :書くよ:02/03/23 13:15 ID:SuwH8MZK
常識あるモーヲタが、小説みたいのを書いてみてもいいですか?

29 :書くよ:02/03/25 00:27 ID:GmCVq6hN
とりあえず、書いちゃってもいいかな。
一日半待ってみたし。
タイトル「ののロボのある生活」
当たり前だけど、この話はフィクションです。

30 :書くよ:02/03/25 00:28 ID:GmCVq6hN
<<ののロボのある生活>>
〜第一話・野望のある生活〜

「…どぅふっふっ。天才だ。天才すぎる。」
1DKのアパートの一室で、男は肩を揺らしていた。
「この最織田羊助、小学校の頃のあだ名はメガネ。
 中学の頃のあだ名はメガネ。高校の頃のあだ名もメガネ。
 この娘。達と会うまではずーっとメガネだった。」

ウィィィィィン──。
静かな部屋にビデオがうなる。
画面に映し出されるは、もちろん『モーニング娘。』
「娘。達に出会ってから、俺の人生は変わった…。
 その姿に魅せられた俺は、毎日研究に没頭したのだ。
 今や、俺をメガネと呼ぶ奴はいない。
 そう、まわりのみんなはこう呼ぶ──博士!」
最織田は両手を広げ、手をワナワナと震わせた。
が、すぐに手を下ろすと肩を落とした。
「分かってる。…分かってるんだ。馬鹿にされているのは。
 だが、そんなことはもうどうでもいい。ついに完成したんだからな…
 未来の世界の、のの型ロボットがぁっ!!!」
バタンッ。勢いよく押入れを開けると、そこには
いろいろな配線を首から垂らした辻希美(ロボ)の頭が吊るされていた。
「ううぅ。なのに何故だ。何故、神は我が道を邪魔しようとなさる。
 ……ののたんの、ののたんの体の形が、分かんねぇんだよぉぉ!!」
最織田はガックリと膝を着いた。
「もう、編集長ったら。相変わらずひとり言が好きですね。」
「…ふ。ののたんは、完璧でなきゃダメなんだ。君とは違ってね。」
最織田が一瞥した先にいたのは、石川型ロボットだった──。

31 :野望のある生活:02/03/25 00:30 ID:GmCVq6hN
「今や、風は完全にののたんに向かって吹いている。
 ちょっとした浮気心で作った君とは、思い入れが違う!」
「またまたぁ。一時期は、梨華ちゃん梨華ちゃんって大変だったくせに。
 素直じゃないんだから、編集長ったら。」
石川(ロボ)の言うことは、正しかった。
何を編集しているわけでもないのに、編集長と呼ばれる快感。
凡人ではさらさら分からないであろうその快感から、
最織田は未だに抜け出せずにいるのである。
「げ、げふん。兎に角、今はののたんなのっ。
 一刻もはやく、ののたんの体を知らなければ。」

そう言って、メガネを光らせるこの男、もおたようすけ。
年齢20歳とちょっと。まぁ、普通の大学生である。
何故このような男が、高性能なロボットを作りえたのか…
それはひとえに娘。達への愛情のなせる業と言えよう。
にしても、石川型ロボを完成させたのがつい数ヶ月前で、
今まさにのの型ロボを完成させようとさせている所、
何か神憑り的なものさえ感じさせる。

「梨華ちゃんは、割と露出が激しかったからな。
 君の手足、胸の上半分ぐらいは簡単に成形できた。」
「それ以外は、作られてないんですよねぇ。」
実際、梨華(以下、ロボのほうはこう表記)のスカートの中は、
デフォルトでホットパンツをはいている。
つまり大腿の付け根からへそまでは機械が詰まっているのだ。
さらに、下乳半分も同様であり、スポーツブラ着用だ。

32 :野望のある生活:02/03/25 00:32 ID:GmCVq6hN
「だけど、ののたんは完璧に仕上げたいんだ。」
「じゃあ、それが終わったら私の『細部』も作ってくれます?」
「それは…、俺の気分次第かな。」
「そんなぁ。せめてコレだけはどうにかして下さいよー。
 これじゃ、動きづらい…。」
梨華は、自分の腹部から垂れ下がるコードを持ち上げた。
「アンビリカル・コードか…。それは無理だ。
 動力を変えるためには、一から組み直す必要がある。」
コードは家庭用電源に刺さっていた。いわゆるコンセントだ。
最織田は『臍帯』にこだわって、背中でなくヘソに繋げていた。
「うぅぅ…。」
梨華は恨めしそうに、静かに揺れるコードを見た。
「じゃ、早速行って、チョイチョイと終わらせてしまおう。」
最織田はポケットからデジカメを取り出し、梨華に手渡す。
「へ、編集長!?コレって…。まさか、私に辻ちゃんを盗撮しろと…。」
「だって俺が行ったら、目立ちすぎるじゃん。」
「で、でも…。無理ですよ。編集長がやって下さいよぉ。」
「あれ?編集長に歯向かおうとするんだ?」
「し、しないよ。………うぇーん。」
──哀しき娘。ロボット三原則であった。

「よしっ。ののたん、もうしばらくの辛抱だかんね。」
最織田は押入れをしめると、玄関に向かう。
梨華は後を小走りに追いかけ、最織田に腕を絡めた。
「あ、そうそう。ロボと言えども、石川君は柔かいかんね。」
「まぁた、ひとり言だよぉ。」


to be continued...

33 :野望のある生活:02/03/26 00:37 ID:CvIdauA3
道行く二人が、周囲の視線を集める。
「なーんで、こんな目立ってんのかねぇ。」
「きっとアレですよ。ホラ、愚かな大衆共が
 私のことを『本物』だと思ってるんじゃないんですか?
 こぉんなに、精巧に作られてるんですもん。」
「…お世辞のコピーも完璧のようだしな。」
…クスクスッ。
──それにしても、みんなかすかに笑っているような。
「だぁぁあ。俺、白衣のまんまだー!」
「あ、ホントだ。じゃ、まずお買い物行きましょ。うふっ。」
梨華が嬉しそうに笑うにはわけがあった。
さっきまでお腹から出ていたコードが、今はないのである。
そう。リュックに入ったバッテリーと皮膚で受ける太陽光で、
エネルギーをまかなっているという訳なのだ。

棒立ち状態の最織田に、梨華は服をあてがう。
いつもコーディネートは梨華任せである。
最織田は、そういうところは疎い。
今日も結局、梨華が選んだピンクのスリムジーンズと
ピンクのピチTを着せられることなった。
「あと…。私、ずっと思ってたんですけど、
 編集長、メガネがいけないと思うんですよねぇ。」
「は?」
「コレかけてみて下さい。」
梨華が渡したのは、いつも最織田がかけている丸いメガネではなく、
フレームのシャープな赤のメガネだった。
「おおっ。コレは確かに…。俺ってば、かっこよかったんだ。
 ふふふ…。ののたーん、待ってろよー!」
最織田は、春の空に高らかに吠えた。

34 :野望のある生活:02/03/26 00:38 ID:CvIdauA3
「ここが、娘。達が撮影しているテレビ局だな。」
「編集長ぉ、やっぱ止めません?気が進みませんよぉ。」
「えっと、作戦の確認な。君のリュックにはデジカメと
 アンビリカル・コードが入ってる。」
「…内部電源と相談しつつ充電して、辻ちゃんに近づく。
 はぁあ…。それとデジカメはいりませんよ、ココで憶えます。」
梨華はツンツンと自分の頭をつついた。
「そうだったな。じゃあ、がんばって。
 しっかり、の、ののたんを撮ってくるんだぞ。」
「はぁい。」
不本意そうに、梨華はテレビ局に入っていった。

「石川ぁ、行くよー。」
「あ。飯田さん、先行ってて下さい。
 石川、ちょっとメイク確認してきます。」
石川(生身は、以下こう表記)は、足取りも軽く、トイレに向かった。
「今日も頑張るぞー。ルンルルン、ルンルルン。」
鏡に向かって、髪の毛をセットする。
「んー、よしっと。あ、あれ。今日の服って…。」
石川は、自分の服と鏡の中の服を見比べる。
ハロモニ。劇場の制服を着ている自分。ピンクのヘソだしの鏡像…。
ブシュウウウウウ──。
突如、鏡の中から煙が噴き出して、石川を包んだ。
「へ?……ふにゅう。」
「ふぅ。第一関門突破っと。」
タトン。鏡の中から出てきた梨華は、石川の服を脱がせた。

35 :野望のある生活:02/03/26 00:39 ID:CvIdauA3
「よいしょ。よいしょ。…意外と重い。」
梨華は石川をトイレの個室に押し込んだ。
「催眠ガスは12時間はもつから、
 えーと…明日までには助けに来るからね。」
そう言いながら、石川の服を着る。
「やっぱり、こういう制服っていいなぁ。光発電のせいで、
 いっつも薄着だもんな。いいなぁ、梨華ちゃん…。」
梨華は、目の前で眠りこけている石川を見た。
「…………。」
無防備に下着姿で便座に座らされている石川。
ゴクリ──。
梨華の手が、石川のパンツにかかる……。

梨華は内側から鍵をかけると、ドアをよじ登った。
「遅かったなぁ、石川。もしかして大っきい方かぁ?」
「しないよ!……う、うふん。やぁだ、もう飯田さん。
 石川がそんなことするわけないですよぉ。」
「ホラ。もう本番始まるから、用意しな。」
よかったぁ。バレてないみたいね。
「──そんなの、悲しすぎるよー。」
ま。私の記憶力にかかれば、台本もバッチリだもんね。
ふふふ…。みんな、私がNG出さないから驚いてるわね。
「……石川。お前、今日はイチダンと棒読みだな。」
「や、矢口さん!?」


to be continued...

36 :ねぇ、名乗って:02/03/29 00:37 ID:9nHpQxTw
面白そう!期待保全!

37 :書くよ:02/03/29 00:37 ID:rXckgFFa
なぜか、ドンタコスと間違えてドリトスを買ってしまう。

38 :野望のある生活:02/03/29 00:38 ID:rXckgFFa
「あっ。ちょっとすみませーん。」
「石川さん、どうしましたー?」
「あの…。ちょっと。」
ヤバイ。エネルギーが…。
600、595、590…
梨華の視界の上で数字がカウントダウンしていく。
梨華は楽屋へ駆け戻った。
…誰も見てないよね。
辺りを確認して、リュックからアンビリカル・コードを着けると
そのまますぐにコンセントに差し込んだ。

「どーも、すみませんでした。」
再びスタジオに入ると、全員に向かいペコリと礼をする。
「石川。何やってたのって。」
「あ、あの。ちょっと。」
「やっぱお前、腹具合悪いんじゃないの?」
「い、飯田さんったら。やぁだなぁ、もう。ははははは…。」
スタッフの合図により、すぐに撮影が再開された。が──、

「あ、あのー。…ちょっと失礼します!!」
「お、おーい。何だよ、石川。」
うーん。やっぱ、どう頑張っても20分が限界ね…。
帰ったら絶対、編集長に改造してもらわなきゃ。
梨華は楽屋まで猛ダッシュした。
「ふー。ぎりぎりセーフ。」
ガチャ。梨華がコンセントに差し込んだ瞬間、楽屋のドアが開いた。
「あー!!石川、お前…。」
「矢口さん!…いや、これは、その、あの…。」
「ケータイの充電なら家でやれよなー!!」
「あ…、はい。」
梨華はそっと胸を撫で下ろした。

39 :野望のある生活:02/03/29 00:39 ID:rXckgFFa
「おつかれさまでしたー。」
なんとか撮影も終わり、スタッフ達が片付けだしている。
辺りを伺い、梨華は辻のもとに歩み寄った。
「ねぇ、ののぉ…。」
「ん。なぁに、梨華ちゃん?」
「あのさ。…今から、サウナ行かない?」
「えー。今からぁ?もう疲れちゃったよぉ。」
じゃ、計画終了。…ってわけにはいかないのよねぇ。
「だからこそ、サウナで疲れを吹き飛ばすんじゃない。
 …それに、ホラ!その後のアイスはおーいしいよぉ。」
「アイス!?」
「うん。きっとサウナで痩せるから、いっぱい食べれるよ。」
「行こ。梨華ちゃん、早く行こっ。」
ゲット──!!梨華は小さくガッツポーズした。

の・の・たぁあああん──!!ホンモノだ…。
向こうからやって来る辻の姿に、最織田は膝を着いて、むせび泣いた。
局の玄関の自動ドアが開いて、辻と梨華が出てくる。
それを見たピンクの体が、ドアの前で転げまわった。
「り、梨華ちゃん。何かいる。」
「げ、編集長……。のの、目あわせちゃダメよ。」
「!──石川君!?」
「で、でも。こっち見てるよ。」
「…行こっ。馬鹿がうつるよ。」
「!?」
最織田が起き上がると、梨華達の姿はすでに豆粒大だった。
目の前を、春の風が通り抜けていった。

40 :野望のある生活:02/03/29 00:40 ID:rXckgFFa
テレビ局からさほど遠くない通り。
そこに娘。が御用達のサウナはあった。
割とこジャレたその外装は、一般人では近寄り難さを感じる。
ほへぇ。サウナなんて初めてだよ。ちょっと緊張する──。
家にこもりがちな最織田についている梨華にとって、
インプットされている情報と現実とのギャップを埋める作業が
なによりの楽しみなのである。が、その感慨を辻の声がやぶった。
「梨華ちゃん…。また、なんかいるよ。」
「!!」
数十メートル向こうの建物の影で、しきりに手招きするピンクの男。
「のの。ちょっと先入ってて。用事思い出しちゃった。」
辻が中に入るのを確認して、梨華は小走りに駆けた。

「──石川君って、案外サディスティックだったんだね。
 気付かないで通り過ぎるから、生身の方かと思ったよ。」
「…あんな格好されちゃ、話しかけれませんよ。」
「で、どう?…ブツの方は?」
はぁあああ。梨華は大きくため息をついた。
「…これからですよ。一緒にサウナに入るんです。」
「サウナ!?でかしたぞ!!よーし、よし。
 待ってろよぉ。ののたぁああああん!!」
最織田の声に、周りの人ごみがビクッと波打つ。
これさえなけりゃ、割とモテそうなのにな。
気付いてないのかな、本人は……。
梨華は、トボトボとサウナの中に入っていった。

41 :野望のある生活:02/03/29 00:41 ID:rXckgFFa
辻ちゃん先に入っちゃったんだよね…。
梨華は、がらんとした脱衣所を見回す。
やっぱ、やるっきゃないんですよね、編集長…。
しぶしぶという感じで、服を脱いだ。
もちろん下はホットパンツとスポーツブラである。
梨華はそれを覆い隠すように、バスタオルを巻いた。
辻ちゃんゴメンね。恨むなら、梨華ちゃんじゃなくて私と編集長だから。
ガラガラガラ──。
そして、運命の扉は開かれた。

「…ねぇ?もういいじゃないですかぁ。次頑張りましょ。」
「………。」
体育座りの最織田の顔を、モニタの青い光が薄暗く照らす。
モニタにはサウナの脱衣所の場面が繰り返し流されている。
何度見ても、脱衣所の扉を開けるところで砂嵐に切り替わる。
「……ののたん。ううっ。」
梨華は、頭部につながれたプラグに手をかけた。
「プラグ、抜きますよ。ポジティブに行きましょ、編集長。
 今度は『防水加工』を忘れなきゃいいだけの話ですよぉ。
 ──え!?…まぁた、巻き戻しですかぁ?」
最織田は、体育座りのままでうなずいた。
ふぅう。プラグから手を離すと、メモリを呼び起こす。
ヴゥゥン──。
『やっぱり、こういう制服っていいなぁ。光発電のせいで、
 いっつも薄着だもんな。いいなぁ、梨華ちゃん…。』
画面いっぱいに下着の石川が映し出される。
「!!──おいっ!石川君、コレは…。」
「あ。ちょっと戻しすぎましたかね。」
画面の中で梨華の手が、石川のパンツにかかる……。
「おっ…おっ…お!?」
『…あー、ばかばかばか。何考えてんだろ。ゴメンね、梨華ちゃん。
 そうよね。編集長が、私の体作ってくれるわけないもんね。』
…最織田の体が、ブルブルと震えだす。
「どうしました、編集長。……編集長?」
「…もう知らねぇ!!君なんて大っ嫌いだぁああ。」


第一話おしまい

42 :野望のある生活:02/03/29 00:45 ID:rXckgFFa
>>36どーも、アリガトー。
誰も読んでないと思って、鬱になってた。
あと、こんなところでアレですが、
KOSINさん新作紹介ありがとうございました。


43 :名無し娘。:02/03/29 00:53 ID:E7SkiuKX
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

44 :hozen:02/03/31 12:49 ID:RilPlwBV
hozen

45 :書くよ:02/03/31 16:27 ID:8k4XSUCL
繋がんない夜10時のネット…
ていうか、ここんとこネットの不具合で書き込めなかった。

46 :書くよ:02/03/31 16:29 ID:8k4XSUCL
<<ののロボのある生活>>
〜第二話・しのび寄る影〜

「クックックッ…。遂にこの日が来たぁあ!!
 第一次、ののたん起動の日がな!!」
アパート中に響くほどの大声を上げる熱い男。
──彼の名前は最織田羊助。この男こそが
『ののヲタの、ののヲタによる、ののヲタのためのロボット』
を考案・製作した大学生である。
「あれぇ?編集長、辻ちゃんの体まだ完成してなかったんじゃ…。」
で、こっちが石川型ロボット、梨華である。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず。仮ボディ無くんば真ボディ得ず?
 ……兎に角っ、バージョン0.99のまま起動すんのっ!!」
「…簡単に言えば、我慢できなくなったんですね。」
「うっさい。まずは、頭部起動実験だ!」
いつにも増して、最織田のテンションは高かった。

バァアアン。音を立てて押入れが開かれた。
例のごとく、そこにあるのは辻希美の頭部である。
「石川君。やっちゃって。」
梨華の手が、押入れの隣のレバーにかかる。……ガチャン。
ゴクリ──。
ゆっくりと辻(ロボ)が目を開けた。
「……ぴっきぃ!ぴきぴきぴっきー。」
「──よし、いったんオフ!!」
ガシュウン。再び辻(ロボ)のまぶたが落ちる。
「ふぅう。」
「ふぅう、じゃないですよ!思いっきりバグってるじゃないですか!
 編集長!!あ。…何で顔赤らめてるんですかぁ!!」

47 :しのび寄る影:02/03/31 16:33 ID:8k4XSUCL
「……石川君は、結論を急ぎすぎなんだよなぁ。
 せっかく、感慨にふけってたのに。」
「え?」
「まだ、首から下を取り付けてないでしょーが。声帯がないっしょ。
 今のは、正常起動の確認音だったの。」
「なーんだ。私、てっきりバグか趣味かと思っちゃいました。」
「まったく…。ま。頭部に問題はないようだし、
 これで安心して、胴体をつけられるな。」
そう言うと、最織田はクローゼットを開けた。
数着の服に混じって、ハーフパンツとTシャツのワンセットがあった。
袖口とすそ口からは、人と変わらない質感を呈した手足が伸び出ている。
ほとんど、人間そのものである。
ほとんどと言うのは、服を着ていることからも分かる通り、
石川型ロボット同様、辻ロボも『細部』は未完であるのだ。
「よっ。」
最織田は胴体部分を押入れの中に座らせると、慎重に頭部を結合させた。
今や、辻ロボ(以下ののたんと表記)は辻希美と区別できない姿となった。
「ののたんは君同様、自立型ロボットだ。起動させると半永久的に動く。
 ただ君と違うのは、ののたんは摂食によってエネルギーを得る。」
「え?」
「より、人間に近いカタチって言うことだ。」
「………。」
石川は自分のお腹から下がるコードを見た。
「…ふっ。それがどうしたってトコだけどね。さぁ、入れるぞ!」
ガチャン。梨華の手によってレバーが下ろされる。
──ののたんは目をあけると、辺りを見回した。

48 :しのび寄る影:02/03/31 16:36 ID:8k4XSUCL
「ん…。おはようなのれす。」
「おほっ。おはよう、ののたん!ハピバースデー。」
「え。ののれすか?てれるのれす、てへてへ。」
ののたんは自分の顔を指差す。
「あれ?梨華ちゃん、何れすかその顔?」
「…編集長、かなり趣味入ってますよね、コレ。」
「ふっ。趣味のロボットだからな。」
ののたんの言葉は辻のそれと比べても、明らかに舌っ足らずだ。
「…お兄しゃん、おなかがすいたのれす。」
「お、お兄しゃん!?」
「ふっふっ。順調だ。何もかもすんばらしぃい!
 おーし、今、おいしい物を持ってくっからね!!」
最織田は冷蔵庫まで駆けていった。

「…にしても、ケーキばっかり。」
ののたんは目の前いっぱいに並ぶケーキを、片っ端から食べている。
「ののたんは糖質代謝によってエネルギーを産生するんだ。
 代謝効率のため、甘いものや炭水化物を好むんだよ。」
「たいしゃ…なんれすか?」
「あ、いいの、いいの。ののたんは食べて、食べて。
 食べ終わったら、動作試験もかねてお散歩行こっか?」
「お散歩ですかっ!?」
反応したのは梨華の方だった。
梨華にとって、お腹のコードが要らないお散歩は、
何よりの楽しみであるのだ。
「ホラ、のの。早く食べちゃいなさい。」
「ん、んぐぅ…。せかさないれくらさいよ。」


to be continued...

49 :名無し募集中。。。:02/04/02 00:39 ID:cU9v0lwU
前作から読んでるよ
今回もイイ!

50 :書くよ:02/04/04 18:09 ID:69zlYFp5
>>43>>44遅ればせながら、アリガトゴザイマス。
>>49そう言って頂いて、マジ嬉しいです。
何か行き詰まってしまって、もう書けねぇと思ってたス。
読んでくれてる人、みなさんアリガトウ。で、更新。

51 :しのび寄る影:02/04/04 18:10 ID:69zlYFp5
「わぁ。やっぱり、お天気のお散歩って気持ちいいですよね。
 …ね、編集長?」
「おおっ。あんよが上手。どっかヘンな所ない?」
「とぉっても、きもちいいれすよ。」
「よかったぁ。さっすが、ののたん。動作は順調みたいだなぁ。」
「………。」
…ま、今日はののの誕生日だからしょうがないっか。
梨華は、自分が初めて起動された日を呼び起こしていた。
梨華達の記憶は人間同様に、過去の情報や不要な情報から
徐々に削除され、いつも一定の空き容量を保つようになっている。
──あの日は、今日と違って冬の空だったんだよね。
起きると編集長が私の顔を覗き込んでて、とても心配そうな顔で…。
『どーもー。チャーミー石川でーす。』
そう言って立ち上がったら、編集長とっても嬉しそうな顔してた。
私も、今日からこの人と一緒なんだってすっごく嬉しくて。
で、お腹を見て愕然としたっけ。…コードがぶら下がってて。
『趣味のロボットだかんね。』
一言で片付けられちゃったけどね──。

「よし。キャッチボールでもやるか。石川君、パス。」
「ハイ。」
梨華はボールを最織田に投げる。
パスッ。ボールは最織田のグラブに収まる。
一見単純な作業であるが、目や筋肉の強調を必要とする高度な運動である。
「ののたんは、上手く受けられるかなー。」
最織田はののたんに向かって、やまなりの球を投げた。

52 :しのび寄る影:02/04/04 18:12 ID:69zlYFp5
パスッ。
心地よい音を響かせて、ののたんはボールを受けた。
「今度は、ののがなげますよー。」
ののたんは、ぶんぶんと腕を回している。
「ふふふっ。ここまで届くかなぁ?」
「いきますよぉ。…たー!」
ののたんが軽く手を振り下ろした。
ブオゥッ…バシィィィィ!!
ボールは一直線にグラブに突き刺さり、
それでもまだ勢いを殺されずに回転している。
チリチリチリ…ブチ。
グラブを突き抜け、ボールは最織田の後ろへコロコロ転がった。
「………。スナップを柔らかく使った方がいいね、ののたん。」
「スナップとかって問題じゃないでしょ!もう!
 編集長ってば、どんな筋肉を装備させたんですか!」
「はは…。ちょっと思い入れが強すぎたかな。」
「……。すなっぷれすか?」
ののたんはクイクイと手首をひねってみせた。

「すみませーん。ボールとってもらえますかー。」
「はーい。……アレ?」
最織田の声を受け、居合わせた男がボールを拾った。
スタジャンを着たその男は、ボールを投げ返そうと辺りを見回した。
が、声の主である最織田の姿が見当たらない。
「………ま、いっか。」
男はそのままボールをポイッと投げ捨てた。

53 :しのび寄る影:02/04/04 18:15 ID:69zlYFp5
「……編集長、なんで隠れるんですか。」
「しー!ホンモンだ。ホ・ン・モ・ン!ほらっ。」
「…あー!あいぼんれすよ。つぃちゃんもいるぅ。」
最織田達は公園の茂みから首を出した。
さっきボールを拾った男が、周りの一般人の整理をしている。
その向こうにいるのは、正真正銘、生身のモーニング娘。達である。
娘。達は楽しそうに何か会話をしている。
「ロケか何かですかねぇ。見つかるとまずいですよね。
 どうします。帰ります?」
「…うぉお。あいぼんだ。あいぼんが笑ってるよ。
 すげー!ののたんと何しゃべってるんだろ。」
「いいなぁ。ののもテレビに映りたいれす。」
「……はぁあ。」
どうやら、今から撮影が始まるようだ。
スタッフ達が慌しく隊列を組み、娘。達を取り囲む。
ここからでは、さすがに声までは聞こえないが、
その華々しい雰囲気は、十分すぎる程伝わってくる。
「うぉおお。ロケだよ。ロケ。番組は何かな。」
「ののもかわいいれすけど、つぃちゃんもかわいいれすね。」
「………。」
「…どうした?石川君。」
「…いやぁ、世の中には似たような人がいるなって。」
「あのなぁ。君も、ののたんも彼女たちをモデルにしたの。
 今更、何言ってんだっての、まったく。」
「いや、そうじゃなくて、…ホラ。」
梨華の視線の先には、黒いフィルムを貼った一台の軽自動車が停まっている。
「よぉーく、見て下さい。」
「…あ!あいつ。覗いてやがる!!」


to be continued...

54 :書くよ:02/04/05 20:23 ID:pDWQJQu0
今日も更新。明日も更新したいけど、忙しそうだな。

55 :しのび寄る影:02/04/05 20:25 ID:pDWQJQu0
ロロロロロ…。
アイドリングしながら公園の横に停まっている車。
少し開いたスモークガラスからは、鋭く光る目が覗いていた。
「ぐわー。なんて奴だ。ロケを覗き見するなんて。
 見るんなら、堂々と見学しろっちゅーの。」
「…編集長。説得力ないです。」
茂みから出る三つの首は、お互いを見合った。

「あ。きゅうけいみたいれすよ。」
見ると、娘。達はめいめいに伸びをしたり、あくびをしたりしている。
「おおぅ。カメラの前では見せない表情。ロケの醍醐味だねぇ。」
「そうですね。みんな顔を緩めてますもんね。
 辻ちゃんも、梨華ちゃんも……あれ?」
「あいぼんがいないれすよ。」
そう言った瞬間だった。
バタンと大きな音を立てて、さっきの車のドアが閉まった。
車はそのまま急発進する。
「今…!見えたよな!!」
「はい!あいぼんが車の中に…。」
「ぐっはぁ。やっぱり、覗きなんかする奴はロクでも無しだ!
 ののたん、石川君。追うぞ!!」
そう言うと最織田は梨華に負ぶさった──。

56 :しのび寄る影:02/04/05 20:30 ID:pDWQJQu0
梨華とののたんは驚異的なスピードで車を追い上げた。
なんてったって、ロボなのだ。
そのフルパワーの走りは、ちょっとしたものである。
梨華達の足は、アスファルトをえぐり取らんばかりに地面を蹴り、
次の一歩までに軽く十メートルは跳んだ。
しかしながら、そんな梨華に負ぶさる最織田に
意外と衝撃は感じられない。なにしろ梨華のあの腰使いである。
サスペンションが異常に効いているのだ。

車との距離はぐんぐん縮まり、もうほとんど手の届く近さである。
──もうちょっと。もうちょっとで…。
──届いた!……胸に!!
最織田の腕は、徐々に梨華の胸に移動していた。
彼でなくとも、梨華の背中にピッタリくっついていれば
やましい気持ちが起こってもしょうがない。
最織田の前腕部分に、柔らかな感触が広がる。
「あの!編集長ぉ…。降りてもらえます?」
「いや!?事故だって。わざとじゃないかんね!!」
「………。はぁ。運動器官が活動限界に達してるんですよ。」
──いつの間にか、車との差はかなり開いていた。
ロボとは言えど、エネルギーの供給スピードや、
人間でいう筋肉にあたるファイバーの酷使、
それらのために、常に全力で活動できるわけではないのだ。
「…しょうがないなぁ。じゃ、ののたん。コレ。」
しぶしぶ梨華の背中から離れると、ののたんにボールを渡した。
「思いっきり投げちゃっていいかんね。」
「……よぉーし。まかせてくらさい。」
腕をぐるぐると回すと、ののたんはボールを放った。

57 :しのび寄る影:02/04/05 20:33 ID:pDWQJQu0
バグン!!
ののたんの投げた球は、矢の様にタイヤに突き刺さる。
派手にスピンして車は止まった。
「おほー。さすがののたんだね。」
「いやぁ。てれるのれす。
 …でも、あいぼんらいじょーぶれすかね?」
遠くに、加護がよたよたと車から出てくるのが見えた。
「ふぅう。何とか大丈夫だったみたいだな。」
最織田達は、車に駆け寄った。

「…ののぉ。梨華ちゃん。」
「あいぼん、もう大丈夫よ。」
梨華は加護を抱きかかえた。
ガチャ。ドアが開いて、もう一人が降りてきた。
「うぅぅ。ちくしょう。あと一歩だったのに…。」
中から出てきたのは、背の低い長髪の男だった。
よれよれのTシャツに、破れたジーパン。見るからに弱そうである。
「おいコラッ、テメェ!あいぼんを誘拐するとは太てぇ奴だ!!」
「そうれす。ぶんしゃか言わせてやるのれす!!」
「…のの。それ意味わかんないわよ。」
派手に騒ぐ最織田達の前に、男はよろよろと近寄ってきた。
そして、梨華とののたんをすうっと指差す。
「……オイ。そこの二人。信じたくはないが、
 もしかして…。もしかして、あんたら人間じゃ…。」
「え!?」


to be continued...

58 :しのび寄る影:02/04/09 15:17 ID:WVXchW08
「な、何いってるんれすか?ののはののれすよ。」
「そうよ。私も梨華よ。人間以外の何者でもないわ。」
「二人とも、どうしたの?」
慌てる二人を、加護は不思議そうに見上げた。
「…やはりか。ロボがそんなに簡単に作れるとは
 思わなかったが、何にせよもう後には退けない。
 力ずくにでもあいぼんは頂くぞ!!」
男がそう言うと、勢いよくトランクが開いた。

「──!!」
「あいぼん、見ちゃダメれす!」
「えいっ!!」
とっさに梨華が加護の目を手で覆った。
「何、何!?てっぽーとか!?」
「……石川君。あいぼんを連れてってちょーだい。」
梨華はコクリとうなずくと、加護の目を覆ったまま走った。
「ちょっと梨華ちゃん。どこ連れてくのー!?」
最織田は加護が去ったのを確認すると、男に向き直った。

「──さて、と。……お前のそれは何じゃー!!」
「それ呼ばわりされたくないな…。
 この岸尾太郎様の最高傑作をな!!」
高らかに叫ぶ岸尾の横にいたのは、まさに加護亜依その人。
…ではなく、加護型ロボのあいぼんであった。

59 :しのび寄る影:02/04/09 15:18 ID:WVXchW08
「可愛かろう。何せ俺は天才だからな。
 …ただ残念なことに、『細部』が未完成なのだ。」
白いふりふりのワンピースに身を包み、
あいぼんはにっこりと微笑んでいる。
「…確かに可愛いが、そのあいぼんを完成させるために
 生身のあいぼんを誘拐したと言うのか!?」
「そうだ。悪いか。」
「悪いっちゅーの!お前、それ犯罪だぞ!!」
「ほんまゴメンなさい。悪いコトなんは分かってんのやけど。
 やっぱ、うちかて完璧な体がほしいし…。」
あいぼんは白いフリルを揺らして、ペコリとお辞儀する。
「か、関西弁──!?」
「ふ。どうだ。完璧だろう。」
「…相当な趣味入ってるな。お前のようなキショヲタを
 娘。には近づけさせん!!」
「馬鹿め。関西弁がいいのではないか。
 お前こそ、ちんけに覗きなんかしながら、
 ロボに『てへてへ』言わせてんだろ。」 
「何をぉ!こんちきしょお。喧嘩売ってんのか。
 よしっ、ののたん。こいつを懲らしめてやれ!!」
「望むところだ。あいぼん、迎え撃て!!」
二人は各々のロボを見やった。

60 :しのび寄る影:02/04/09 15:21 ID:WVXchW08
「ねぇ、ねぇ。電ボのモノマネやってよぉ。」
「しゃーないな。その代わり、ののもウドやりぃや。」
「いいれすよ。じゃあ、ヒツジもやるから、ガクトさんもやってね。」
ニ人の声も届いていないといった様子で、
ののたんとあいぼんはじゃれあっている。
「それにしても、あいぼんのおっぱいおっきいれすね。」
「コレか?でも、先っちょは未完成なんやけどな。
 おっ、なんや。ののにも小っこいふくらみが。」
「やっ。もう。あいぼん、さわっちゃだめれす。」
「………。こういうのってイイな。」
「…ウン。」

「…あのー、編集長。何やってるんですか?」
「あ。石川君。……はぅあっ、忘れてた!!」
梨華が話し掛けなければ、一生ののたん達のやり取りを見ていただろう。
「やい、岸尾!!もう誘拐なんてすんじゃねーぞ。」
「そんなこと言われても無理だ。完璧なあいぼんを作らなければ…」
ズシンッ──。
岸尾の言葉が終わる前に、爆音が辺りに轟いた。
「な、何だ!?」
音の先にあったのは、グシャグシャに潰れた車だった。
「ふう。これでもう誘拐できないですよね。」
梨華は、車の上で晴々と言ってのけた。
「おおぅ。石川君、ナイス!よしっ、ののたん帰るぞ。」
潰された車の前で力なく座り込む岸尾を尻目に、
最織田はののたんを呼んだ。が、その声に応じない。
「おーい、ののたん…え!?」
「サンタなんておらへん。」
「いるもん!京都に。」
「おらへん!」
「いるもん!!」
「だぁああ。サンタ論議やってるし!!」
最織田は改めて自分の天才振りを実感したのであった──。


第二話おしまい
ののロボのある生活・おしまい

61 :書くよ:02/04/09 15:25 ID:WVXchW08
今まで読んでくれた人どうもありがとうございました。
そして、中途半端に終わってしまってすみません。
本当なら、もっとしっかり書き切るべきなんでしょうが、
いかんせん文才が無さすぎることに気付きました。
まことに勝手ながら終了させていただきます。すみません。
どうも、いろいろご迷惑おかけしました。
こんな文章でも読んでくれた人がいた事を嬉しく思っています。

62 :名無し募集中。。。:02/04/09 18:04 ID:dxg75uTo
>>61
あらもったいない。

63 :ねぇ、名乗って:02/04/10 00:24 ID:OM5fSgDm
おもしろいのに。

64 :名無し募集中。。。:02/04/10 22:31 ID:7vW/1ni6
ほんとだねーもったいない

ほかの娘とのからみもみたかったよ

65 :名無しじゃない ◆PrVlNono :02/04/10 22:50 ID:XoeUkhwa
>>61
おもしろかった

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